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リウマチとうまくつきあうQ&A

Q: 21歳の女性です。指のあちこちがはれて痛みます。若くてもリウマチになるのでしょうか?
A: リウマチは子供も大人もかかります。成るべく早く診察を受けましょう。
リウマチはお年寄りがかかる病気と思われていますが、各年代でかかります。
一番多いのは働き盛りの30、40代ですが、15才以下で発病した小児リウマチもあります。

このような症状があればすぐに診察を受けましょう。
?朝起きた時、手足にこわばりがある
?左右対称の関節に傷みやはれがある
?数カ所の関節に傷みやはれがある

Q: 何科に行けばよいのですか?
A: リウマチ専門医に診ていただきましょう。
専門医の多くは内科と整形外科にいます。
リウマチ専門医はリウマチの登録医とリウマチ診療にくわしい先生です。
診療はリウマチ専門医のいるリウマチ科・内科・整形外科などに行きましょう。
また、病院の中でリウマチセンターなどと呼んで、専門医がおられます。
Q: 痛みが強くなりました。何とかならないでしょうか?
A: 適切な治療と十分な注意で痛みは軽くなります。
--リウマチの薬---
炎症をおさえ痛みをやわらげる薬と、リウマチの活動性をおさえコントロールする薬があります。
たくさんの種類がありますから専門医があなたの体質と病状に合う薬を見つけてくれます。

--痛みをやわらげるには---
痛みにはいろいろあります。人それぞれです。
例えば、
●痛むところがあついときは、冷やしてみます。
●関節を動かして痛むときは、温めてみます。
●じっとしていても痛むときは、湿布をはり安静にします。
●つらくても、適度の運動をして血液の循環をよくすることも大切です。

Q: 病院ではたくさんの薬がでます。大丈夫でしょうか?
A: 治療に必要な薬です。医師を信頼し、納得して飲みましょう。
薬はリウマチ薬の他に、副作用を防ぐ胃薬やビタミン剤などの種類が多くなります。
自分勝手に判断しないで、主治医の指事通りに飲みましょう。
指示通りに飲まないでいると、薬が効かないと思われて、先生はもっと強い薬をだすこともあります。
リウマチの特効薬はまだありません。
リウマチが治るという薬や治療法をきくと、つい飛びつきたくなります。残念ながら、まだ、治るという薬はありません。くれぐれも情報に振り回されないようにしましょう。
Q: 胃が痛むようになりました。
A: おかしいと思ったらすぐ先生に相談しましょう。
--薬の副作用---
薬には両刃の剣のように、効果と副作用の両面があります。漢方薬にも副作用はあります。胃の痛み、口内炎、湿疹、かゆみ、むくみなど、これまでにとちがう症状を感じたら早急に主治医に相談しましょう。
--薬を飲むときの注意---
空腹時に薬を飲むと、胃壁を痛めるおそれがあります。多くの薬は、食事の直後から食後30分までにのみます。食事が取れないときには、ビスケットや、バナナを食べて胃壁を保護してから、牛乳などで飲みましょう。
Q: 病院でたびたび採血されます。何のためでしょう。
A: 炎症の強さ・治療の効果・薬の副作用などをしるためです。
--採血でわかること---
血沈やCRP検査で炎症の程度が、リウマチ反応検査でリウマチの状態がわかります。また貧血・肝機能・血液成分などを調べる検査があります。
Q: 自分で気をつける事を教えて下さい。
A: リウマチの「基礎治療」が大切です。
---基礎治療のポイント---
●心身の安静
働いたり動いたりしたあとは、必ず安静にするようにします。
全身と悪い関節を適当に休めることが大切です。関節を保護するために、関節に負担がかかるような動作や姿勢を避けましょう。十分に睡眠をとること。昼寝も良いでしょう。
また、人間関係や経済問題など、ストレスがたまらないように、出来るだけ精神的にゆったりと暮らすように心掛けます。いつも明るい気持ちでいられるようにしましょう。
--適度の運動---
リウマチの治療には安静が必要ですが、適度な運動も必要です。痛みのために関節を動かさないとますます関節が動かなくなります。
炎症がひどいときは別ですが、ある程度痛くても少しずつ運動するようにしましょう。
適度な運動は、関節の変形、強直などを防ぎます。
--保湿と栄養---
リウマチは「冷やさない」が原則です。リウマチ患者は、貧血やカルシウム不足になりがちですし、骨粗鬆症の予防にも注意が必要です。
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