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不眠症について

[2018.07.08]

 

不眠症は、さまざまな原因によって起こりますが、主に大きく5つに分けられます。

 身体的原因 痛み、かゆみ、咳、頻尿、発熱などの身体的疾患やその他の症状

 薬理学的原因 アルコールやカフェイン、治療のために用いる薬剤など

 精神医学的原因 アルコール依存症、不安、パニック障害、うつなど

 心理学的原因 ストレス、重篤な疾患、人生の大きな変化など

 生理学的原因 交代勤務や時差ぼけ、短期入院など

 

他にも眠ることに対して不安や緊張を感じ、十分な睡眠が取れなかったり、足を中心にむずむず感・不快感を感じて眠れなかったりして目が覚めてしまうことなどがあります。

不眠の症状にも大きく4つのタイプに分かれます。

「入眠障害」眠りにつくのに30分~1時間以上かかり、それを苦痛と感じる

「中途覚醒」夜中に何度も目が覚めて、その後なかなか寝つけない

「早朝覚醒」朝早く目覚めて、もう一度、眠ることができない

「熟眠障害」睡眠時間は十分なのに熟睡感が得られなかったり、眠りが浅いと感じる

 上記のような症状が1ヵ月以上続き、社会生活に支障がある場合を『不眠症』といいます。人によっては、2つ以上当てはまる場合もあります。

 不眠への対処法と工夫

 ・人の体は体内時計で調節されているので、就寝・起床時間を一定にしましょう

 ・何時間、眠らなければいけないという睡眠時間のこだわりをやめて、眠気がないときは寝床から出てみましょう

 ・太陽光などの強い光には体内時計を調整する働きがあるので日中、太陽光を浴びましょう

 ・自分流のストレス解消法を見つけましょう。音楽・読書・スポーツ・旅行など、上手に気分転換をしましょう

 ・快適な寝室の環境作りも重要です。自分に合ったベッド・布団・枕・照明を選びましょう。また寝る前にリラックスタイムを作り、心身の緊張をほぐしてあげましょう。

 ・寝酒は睡眠にとって百害あって一利なしです。不眠対処には使わないようにしましょう。

 

 

 

睡眠薬について

 現在の不眠治療は睡眠薬を用いた薬物療法が中心です。最近の睡眠薬は不安や緊張・興奮をやわらげて眠りに導く自然に近い眠りが得られ、副作用も少なく安心して使えます。もちろん長期にわたって漠然と使い続けるのはよくありません。

お悩みの方は医師に相談されて、医師の指示の元、適切に服用して下さい。

 

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