腰部椎間板ヘルニアは脱出した椎間板組織が神経根を圧迫して腰椎・下肢痛を引き起こす代表的な疾患です。
20~40歳、50~60歳の活動性の高い男性に多く見られる腰部椎間板ヘルニアについて、ヘルニアの病態、病状、治療法などをMRI撮像や脊髄造影のレントゲン写真を用いて説明いたします。
基本的に腰部椎間板ヘルニアの治療としては、時間をかけ、保存的治療します軽減させていきます。病状の強い急性期には安静、消炎鎮痛剤、ブロック注射て軽症状の軽減を計ります。症状が軽減すれば、牽引、腰痛体操にて腹筋、背筋の筋力訓練のリハビリテーションを行います。早期職場復帰、排尿障害がある場合は手術の適応となりますが、1ヶ月で職場復帰可能です。
すい臓は、ホルモンを分泌する内分泌機能と消化酵素である膵液を小腸に送り込む外分泌機能がある器官で、これらに以上をきたすことで、膵炎や、膵のう胞、膵臓がんの病気がおこります。また、糖尿病も内分泌の機能に異常をきたして、血糖値が異常にあがる病気です。
膵炎
膵炎とは、何らかの原因で、膵臓に炎症をおこす病気です。重症な場合は死に至るケースがあります。
腹痛、嘔吐などの症状があり、押されると痛みをともないます。また、胆石症による急性膵炎の場合は、摘出手術によって治療します。
膵のう胞
膵のう胞とは、すい臓にある、液体が溜まっている袋状のもの(のう胞)です。この、のう胞が悪性の場合は手術によって切除する必要があります。
すい臓がん
すい臓がんは、すい臓にできるがんで、早期発見が非常に困難で、進行も早い病気です。喫煙や肥満、糖尿病、遺伝によるものなど、様々な要因で発症すると言われています。腫瘍マーカーや画像検査によって発見することができます。
胆管(肝外胆管)は肝臓から十二指腸をつなぐ胆汁が通る管のことです。長さは約10~15cm、で太さは0.5~1cmの管です。
胆のうは、胆汁を一時的に貯めて濃縮する袋状の臓器で、西洋梨状の形をしています。食事をする際に貯めていた胆汁を胆管を通じて十二指腸に出す役割があります。
胆汁は肝臓で生成される黄褐色でアルカリ性の液体で、食べ物とまじりあって、脂肪の吸収を助ける働きがあります。
胆石症
胆汁の成分が固まって石状になり、胆管や胆のうに溜まる病気です。女性、肥満、中高年に多いとされています。痛みや症状を伴わず、日常生活に支障を来たさないことも多いため、検査によって始めて見つかる場合があります。症状が無い場合は、特に治療をせずに経過観察をしますが、炎症が生じている場合には、薬物治療や内視鏡による治療、超音波による破砕治療などがおこなわれます。
胆のう炎
胆のう炎は、胆石症や細菌感染などが原因で起こる胆のうの炎症です。胆のう炎は9割が胆石によっておこるとされています。最近ではタバコとの関連性も指摘されています。
急性胆のう炎、慢性胆のう炎、無石胆のう炎、気腫性胆のう炎と様々な種類があります。
急性の場合は腹腔鏡などによる手術による摘出手術が必要になります。
肝臓の病気は、肝炎、肝硬変、肝臓がん等があります。糖分や脂質の取り過ぎ、アルコールの過剰摂取、ウイルスの侵入などで、肝臓に異常をきたすために起こる病気が多くあります。
肝炎
肝炎は、肝臓に炎症がおこり、発熱や黄疸、全身の倦怠感等の症状をきたす病気です。
日本では約8割の肝炎がウイルス性と言われています。感染経路については、経口感染、血液感染、性行為感染等様々で、ウイルスの型(A型、B型、C型、E型)によって主なルートに違いがあります。
肝炎が重症化すると、肝硬変や肝臓がんといった深刻な症状になる場合があります。早めの検査による治療で、治療することができますので、当院にご相談ください。
肝硬変
肝硬変とは、幹細胞が死滅・または減少することによって、肝臓が硬く変化し、機能が著しく減衰する病気です。
初期症状としては、食欲不振や、疲れやすくなった等があり、重篤化すると、黄疸の症状や腹水が溜まったり、吐血、意識障害に陥ることがあります。
血液検査やCTや超音波等の画像診断で検査することができます。
一度死滅して、硬く変化した細胞は元に戻らないため、早期で病気の進行を防ぐ必要があります。早めに当院にご相談ください。
胃や十二指腸(胃と小腸を繋ぐ消化管)の病気で多いのは、胃酸やピロリ菌等によって粘膜が傷つけられて起こる胃潰瘍・十二指腸潰瘍です。その他に、胃がん・十二指腸がんなどがあります。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃酸やピロリ菌、食物、薬物、飲酒、喫煙等で胃や十二指腸の粘膜が傷つけられて起こる病気です。
症状として、胃の痛みや胸やけ、膨満感等があります。内視鏡や消化管造影検査等で検査をして病気が確認されたら、薬物などによる治療を行います。
胃がん・十二指腸がん
胃や十二指腸にできるがんを指します。アジア圏では、とくに胃がんの発生率が高いと言われています。また、初期の自覚症状がほとんどないため、初期での発見は難しいと言われています。進行してくると、腹痛、吐き気、食欲減退、嘔吐の症状が現れます。
胃がんはヘリコパクター・ピロリ菌の関与が示唆されています。
内視鏡検査や消化管造影検査等で検査し、治療します。